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農家の休日・・・福島第一原発周辺を走ってきた [2019旅行]

そんなつもりはなかった。

嵐のような田植えが終了し、
ただ息抜きにドライブしたかっただけ。
毎日の軽トラではなく乗用車でだ。
だたそれだけで出掛けたのだが・・・。

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そんな雨の日に、
何となく好きな福島市へ出てきた。
行ったことのない地域を走ってみたく、
何となくR114で山の中へ向かい、
川俣町の道の駅で、ひと休みだ (^。^)y-゚゚゚


レジ脇で買い求める人が多いので、
何かと近寄ってみればパンのようだ。
「元祖油ぱん(1個160円くらいだった)」
地元のB級な名物か?
  → 清川製菓製パン店

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昔懐かしいような「揚げあんパン」は、
ダイエット中には御法度だが、
プチ旅行なれば解禁だ d(^^)

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さてこのままR114でさらに山の中へ。
雨の山道は危険な香りがするが、
我が地元で山道は慣れているし、
「R114」という幹線№なれば、
それなりに整備されておろう (^^)

[R114 福島市~浪江町の車載動画]

川俣町から浪江町へ入ると、
道路周囲の様相が一変する。

3.11での原発事故影響地域なのだ!
帰還困難区域」と。
→ 避難指示区域の状況(ふくしま復興ステーション)


わずか数kmで人気は皆無。
家や建物が草木に覆われて、まさに廃墟!

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このような家屋等の出入口には、
柵で立ち入れないようになっていた。
一軒一軒ほぼ全てにだ。

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またR114 以外の横道も、
ほとんど柵で通行止め。

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そしてちょっとゾッとしたのが、
道脇の駐停車出来る所には、
全て見事に看板が設置してある。
長時間の駐停車はお控え下さい
その意味するところは、
早く他所へ行け=
=放射線量が高いのか!?(O_O)

そういえば、すれ違うパトカーの数も多い。

ちょっとビビってしまい、
一瞬引き返そうかと思ったが、
こんな機会なので、
先を訪問出来るならば、
自分の目で確認してみたい。
行けるところまで行ってみるか!

[R114 (津島ゲート-浪江IC間) 帰還困難区域の測定]

TVやWebでも聞いた地名の浪江町。
日本海側の我が町とは、
地理的に真逆地域なので、
普段は、まず縁が無い地域だ。
単純に見知らぬ地域ということと、
原発事故に襲われた地域という点で、
行かなければならないような気がした。

[東日本大震災から8年 無人の街浪江町。
 まだ何も終わっていない…8年前と今を比較する。]

常磐自動車道の浪江IC付近からは平地だが、
人や生活の気配は皆無だ。
帰還困難区域はクルマで通行は出来るが、
徒歩、自転車、バイク等は通行不可だと。
クルマは内気循環で恐る恐る進む。
やがてR6と役場付近なれば中心街だが、
クルマの通行もほとんど無い。


そんな中で通行するクルマは、
ダンプ、トラック、バン等がほとんどで、
一般車は非常に少ない。
「オレは走っていて良いのか?」
非常に心細くなる (@@;)
草木に覆われた家屋等は山中と同じだ。
そして出入口には柵が。

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同じく横道も通行止め、
或いは防護服の係員が立っていて、
見張りや通行許可証確認をしている模様。

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異様な雰囲気だ。
正直、怖い。

とても車外へ出る気にならぬし、
写真も撮る気になれない。
ただR6を南進する。

各々時期は異なるが、
雰囲気は他者の動画で感じてほしい。

[R6 帰宅困難地域区間]

[「帰還困難区域」はゴーストタウンと化してました]

このような記事も迫真だ。
→ 2018年12月福島、帰還困難区域を丸腰で歩く
→ 福島県内国道6号線、放射線による帰還困難区域(富岡-波江間)14キロ

[2018年1月 R6 線帰還困難区域の放射線量測定]

かつての店舗等もそのまま放置で、
ほとんどが荒れ放題で、
または工事業者の拠点としての、
利用が多く目立つ。

しみじみと思う・・・
「福島は終わっていない」

[夜は無人の帰還困難区域・双葉町を無人カメラで撮影]

浪江町、双葉町、大熊町と、
次々とニュースで聞いた自治体だ。
そしていよいよ、
福島第一原子力発電所だ!


そもそも決して裕福とは思えぬ地域に、
首都圏で使う電力供給のために、
「巨額な交付金」と共に「原子力発電所」なのだ。

危ないけど金やるから我慢しろ。

それが正に現実となった、
通称F1(えふいち)へ僅か1.5kmほどか?

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その入口は同じくバリケードと、
通行許可証所持者のみ可との看板、
そして防護服の係員が物々しい。

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我が地元と変わらぬ、
のどかな田園風景の中にだ。
相変わらずすれ違う、
普通のクルマは少ない。

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その後公開された映像等で、
当時の緊迫した現場の様子は、
私も頭の片隅に追いやられていたが、
今この場で少しずつ思い出してきた。

[「もうメルトダウンしてるって!」
 テレビ会議で明かされた福島原発事故の真実]

浪江町と双葉町、大熊町は、
ほとんどが帰還困難区域で、
ゴーストタウンという形容が、
決して大袈裟では無い。

その次の富岡町へ入ると、
人の姿が多くなり生活感が漂い、
非常に安堵してしまった (^0^;)
最近出来ただろうコンビニで、
ひと休みして、開放感を味わったかも。


思いつきの勢いそのまま、
こんな遠い地域へ来てしまったことに、
ふと現実へ引き戻されたかのように、
ぐったりと疲労感を感じている。
ほとんど一般道で約200km弱!

富岡町の次は楢葉町で、
道の駅「ならは」が見えたので立ち寄る。
客も少ない。
土曜日なのに。

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あ、温泉が、しかも源泉掛け流し!
当初はドライブと温泉だったことを思い出し、
先ほどまで心の整理も併せて、
少し休憩をとることとする。

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一槽は源泉掛け流しだが、
他は塩素臭ぷんぷんの、ただの循環湯。
しかしバブル浴は気持ち好し (^^)

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先ほどの受付の、
元気の良い女の子は、
若者男性に替わっていた。
他に客もいないので声を掛けてみる。

当時と現在の状況を、
実際そこに住む方の生の声だ。
私が山形県の、しかも日本海側からの、
訪問を伝えると非常に喜んでくれた。
よくぞ遠いところからいらしてくれました。
ご自分の目で見ていって下さい、と。
様々に伺った中で気になったは、
他地域から来た工事関係者の、
モラル的な地域の荒れとのこと=
=さらに「終わらない」感を (>_<)

そこで何か協力しなくては!
と、今の自分で出来ることで、
" 楢葉の風 ” なる地酒を購入したは、
金澤翔子筆のラベルにも惹かれて (^^)

一刻も早い地域の復興を祈り、
道の駅を後にする。

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次はすぐ先のJヴィレッジだ。

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3.11ではF1(えふいち)対応の、
最前線基地として駐車場として利用された。

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この春に再開はニュースで流れていた。

[Jヴィレッジが全面再開、復興のシンボルとして期待]

敷地内へ進むと大勢の人々=
=スポ少、高校生、保護者等に驚いた。
大会なのか、とにかく賑やかだ。

43.JPG

センターに入って物色をと思ったが、
あまりの人の多さに気後れし、
情けなくすごすごと退散・・・(ToT)~~~~

まぁ、いいや。
以前先輩からのお土産キーホルダーを、
今も大事にしているので。
(先輩も草葉の陰から喜んでおろう。
 あっ、まだ死んでねーか (^_-) )

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その後は近くの広野ICから、
常磐自動車道へ上がり、
北上し相馬市を目指す。

行く先々の左右下に見えるは、
グランドほどの広さに、
黒いフレコンバックの除染土が置かれている。

[FFTV 南相馬・常磐道:除染土「再利用」に反対続出]

その数々の除染土置き場と、
荒廃し原野化した光景が異様だ。
この先どうしようもないか。


やがての南相馬鹿島SAで休憩だ。
施設はセデッテかしまというらしい。

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有名な相馬野馬追らしく、
勇壮にお出迎え。

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以前から観たいお祭りのひとつだ。

[相馬野馬追 2018年(平成30年)総集編]


何となく復興支援でB級グルメの、
なみえ焼きそばを (^^)

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柔らかめの太麺が特徴だ。

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次の相馬ICから、
まだ工事中の東北中央自動車道で、
福島市へ抜けて米沢市経由で帰宅は420km弱!

ただ思いつきにしては大遠征となったが、
薄れつつある3.11の記憶をまざまざと思い起こさせ、
嫌な日本の一面を感じつつ、
今後について自分なりの意見を、
まとめる良い機会となったかも。

皆さんも訪問あれ。
まさに百聞は一見にしかず。



PS.
ところで改めて思ってしまった。

発電コストが火力、水力と比較し、
安いと謳う原子力発電だが、
コスト計算に自治体への交付金や、
廃棄物処理、廃炉の費用等も為されていない。
そしてこの事故リスク。
本当に安くて安全と云えるのか?

[実録 福島第一原発 88時間]

もし我が地域が影響を受けるは、
直線距離で150km弱の新潟県、
柏崎刈羽原子力発電所だ。

このままで良いのかなぁ・・・
・・・良いわけはないけど。
巨大な流れに飲み込まれ、
リスクと犠牲の上に成り立っている日常。
思考停止に陥ってはならぬ・・・(-_-)


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